保健指導・研修資料

新年度はじめの保健指導アイディア!すぐに使える具体例・資料あり【養護教諭】

小学校では、発育測定に合わせて保健指導を行う場合も多々ありますよね。

忙しい4月に保健指導を行うのはとても大変…!

今回の記事では保健指導のアイディアを紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

この記事はこんな方にオススメ

  • 4月に保健指導を行う方
  • 保健指導のアイディア探している方

この記事を書いた人

はるなつ
  • 元養護教諭(旦那は現小学校教員)
  • 公立小学校・私立中高一貫校での勤務歴あり
  • 養護教諭1種
  • 看護師・保健師の免許所有

保健指導の内容の決め方

保健指導の内容を決める方法は大きく4つあります。

  1. 学校保健目標にしたがう
  2. 月や季節にあったもの(春に健康診断や発育測定にちなんだもの、6月「虫歯予防デー」にちなんで歯みがき指導など)
  3. 健康課題に沿うもの
  4. 担任等他の教員から依頼された内容

保健指導を行うタイミングが事前に学校計画の中に組み込まれている場合は、事前に大方の内容を決めておくことをオススメします。

いきあたりばったりで保健指導内容を決めてしまうと、本当に指導したいタイミングを逃すこともあるので気を付けましょう。

4月の保健指導のアイディア

保健室の使い方について

1年生への保健指導としても定番。

自己紹介も合わせて行うといいと思います◎

保健室の使い方や、約束事を新学期スタートに確認しておきましょう。

具体的な内容

  • 保健室はどんなことをするところ?
    • 自分の身体を知ること(身体測定・健康診断・保健指導など)
    • 体調が悪いときに休む
    • ケガをした時に手当をする
  • 来室する時の約束ごと
    • 誰かに伝えてから来室する(居場所が分からないと心配するという旨)
    • できるだけ休憩時間を使用すること
  • 保健室の利用の仕方
    • 部屋への入り方(名前を言う、来室の理由を言うなど)
    • 来室記録の書き方
    • 休んでいる人もいる為静かに利用すること
    • 保健室の物品を勝手にさわってはいけないこと

学校の実態によっても保健室でできることは違うと思うので付け加えてくださいね!

発育測定や健康診断の必要性について

4月から6月にかけて次々と健康診断が実施されていきます。

その必要性を知ることで自発的に健康診断に臨むことができます。

具体的な内容

  • 人それぞれ成長には個人差があること
  • 人と比べる必要なく、少し前の自分とどれだけ比べてどれだけ成長しているかを見るもの
  • 健康にすごすために隠れた病気がないか確認をするもの
  • 自分の身体や健康に関心を持つきっかけにもしてほしい

関心を引き付けるクイズでミニ保健指導

生まれた頃の身長は約50㎝、体重は約3kg、今では2倍3倍と大きくなっていますね。

生まれたときは歯は生えてなかったけど、今は平均〇本の歯が生えている(学年ごとの平均)

生まれた頃の骨の数は…何本あったと思いますか?  答えは、350本

では今は骨が何本くらいあるでしょうか?  ①230本 ②350本 ③420本 ④500本 (答え①230本)

骨は成長するにしたがってくっついていくので、骨の数は大人になるにしたがって減っていきます。

これは、骨が体の成長を邪魔しないようにするためだと言われています。

手のレントゲンを撮ると、まだ背が伸びるのかどうかも分かるそうです。

身体の成長は面白いですね。

発育測定で自分の身長がどれだけ伸びたか、確認してみてくださいね。

5歳児の手のレントゲン
中学生の手のレントゲン

早寝早起き 生活リズムを整えることについて

興味を引く導入

野球選手の大谷翔平選手、知っていますか?

大谷選手が力を発揮するために気を付けていることの一つが『睡眠』。

睡眠の質や時間を調整するために気を配っているそうです。

子供のころから、夜は9時までに寝る習慣をずっと続けていたそうで

いまでも睡眠時間が長くとれるように心がけ、睡眠の質の測定もしているのだとか。

はるなつ

有名人や子どもの憧れの存在を例にだすと子どもたちもその姿を目指そうと思えるものです。

睡眠はどうして必要?

  • 脳や身体の疲れをとるため
  • 免疫機能の増加(健康をまもるため)
  • 記憶の整理・固定をするため
  • 心を落ち着けるため
  • 身体の成長のため(寝ている間に成長ホルモンが放出される)
はるなつ

睡眠は心と体の休息とメンテナンスのために必要です。

睡眠をとることで自分の力を発揮できるようになります。

睡眠が不足すると、病気になるリスクが上がる、イライラしやすくなる、勉強が頭にはいらなくなるといったリスクがあります…。

はるなつ

必要な睡眠時間は何時間?

年齢によって必要となる睡眠時間は異なります。

小学生の理想的な睡眠時間は10~11時間程度。

最低でも8時間以上の睡眠をとることが推奨されています。

良い睡眠をとるためのコツ

  • 朝起きたら光を浴びる
  • 日中の食事・運動
  • 寝る前の環境を整える
    • 寝る2~3時間前に入浴する
    • 部屋の明るさをさげる
    • 静かな環境ですごす(寝るギリギリまでテレビを見るなどは×)

まとめ

4月に使えるミニ保健指導のアイディアをいくつか取り上げてみました。

忙しい新学期。なにか助けになれたらいいなと思います。

自分自身もいたわってあげてくださいね。

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