近頃の暑さは異常!熱中症予防していかないといけないと思うけれどどうすればいい?
小さい子どもでもできる熱中症予防方法はないかな?
この記事では乳幼児からお年寄りまで誰もができる新しい熱中症予防について解説します!
この記事がオススメな人
- 自分で水分補給が難しい乳幼児の熱中症対策が知りたい人
- 今注目されている新しい熱中症予防『手のひら冷却』について知りたい人
この記事を書いた人
- 1歳・3歳の2児の母
- 元養護教諭
- 看護師・保健師の免許所有
タップで飛べる目次
手のひら冷却ってなに?
最近注目されている新しい熱中症予防方法が『手のひら冷却』です。
名前のごとく、手のひらを冷却するだけで熱中症予防ができます。
手のひらを事前に冷やしておく事で、真夏の運動時でも体温が0.4度低く保てたという研究結果も。
自分で水分を取れない乳幼児からお年寄りまで、だれでも簡単に実践できる熱中症予防として注目されています。
でも、なんで手のひらを冷やすことが熱中症予防になるの?
手のひらには、動静脈ふん合(AVA)と言われる体温を調節する血管が通っています。
この体温を調節する機能のある手のひらの血管を冷やすことで冷たい血液が身体をめぐり、身体を冷やす事ができるようになるのです。
このAVA血管が通っているところは手のひら・足の裏・頬と言われています。
冷やしやすい手のひらの冷却が推奨されていますが、足の裏や頬でも同様に効果が得られます。
手のひら冷却のやり方・注意点
手のひらを冷やすという簡単な熱中症予防ですが、やり方に注意点があります。
正しい冷却方法を解説します!
安全かつ効果的な手のひら冷却の方法
効果的な手のひら冷却の方法
- 冷却を行うタイミング
- 暑いところへ出る前や運動前、合間に手のひらの冷却を行う
- 冷却の仕方
- 20分程度冷却を行うのがベスト!
- 水に手をつける
- 12~15℃の蓄冷材や冷えたペットボトル等を用いて冷却を行う
運動中や炎天下で過ごす合間に水道で手を洗ったり、冷たいペットボトルを握ることもおすすめ。
手のひら冷却を行うときの注意点
- 注意点
- 冷却の温度に注意!冷やしすぎは禁物。
低温で冷やしすぎると十分な効果は得られません。
- すでに熱中症の症状がある場合は首、脇の下、足の付け根を冷やし、医療にかかりましょう。
- 冷却の温度に注意!冷やしすぎは禁物。
手のひら冷却は冷やせば冷やすほど効果が得られるわけではありません。
低温で冷やしすぎると、血管が収縮して血流が悪くなることから効果が期待できなくなってしまいます。
15℃の前後の心地よい冷たさで冷却をしてあげることが大切。
保冷剤を使うと冷たすぎる心配があるので注意が必要です。
効率的な手のひら冷却ができるアイテム【2選】
水に20分程度手をつけることで深部体温の上昇を防ぐことが可能になります。
でも20分も水に手をつけておくのはなかなか難しいですよね…(^^;)
かといって冷やしすぎると血管が収縮して効果が期待できなくなるので保冷材を使うには注意が必要。
そこで注目されているのが、12~15℃の適温をキープしてくれる特殊な蓄冷材を使用することです。
現在販売しているのは2社のみ。順に紹介していきます!
デサント『コアクーラー』(シャープと共同開発)
シャープが開発した一定期間12℃をキープできる蓄冷材を使ったクーリングです。
冷感の持続時間は30分程度で、効果的な冷却時間になるように設定されています。
これなら着用したまま外出をすることも可能。
冷凍庫で2時間程度の冷却するだけで使えるのも嬉しいポイントです。
こちらの商品は我が家も使っています!
アタッチメントのサイズは1種類のみですが、子どもから大人まで問題なく使えます。
ちなみに3歳児の手に装着をするとこのようなサイズ感。
大きめではありますが、落ちる事もなく3歳児でも1人で着けることが可能です。
冷たすぎず気持ちが良いので装着を嫌がることもありません。
我が家の下の子はまだ1歳。
抱っこ紐を使う際には足の裏を冷やしてあげています。
※体温を調整するAVA血管は手のひら、足の裏、頬の3か所にあると言われています。
松浦工業『アイスバッテリー®fresh』
15℃を一定時間維持できる蓄冷材です。
甲子園で使用され、話題になりました。
サイズは少し大き目で、持って歩くには不向き。
家での使用やスポーツの合間の使用に向いている商品です。
冷凍庫で10時間冷却することで約2時間温度を維持することができます。
冷却にかかる時間は長いですが、冷たい時間が長いのは嬉しいですね!
冷えすぎず、固くならないので熱中症対策だけでなくケガをした時の冷却や発熱時にもぴったりです。
まとめ:適温で手のひらを冷やそう!
新しい熱中症予防方法『手のひら冷却』について紹介しました!
まだ知名度は低い予防方法ですが、様々なニュースや番組でも紹介され、スポーツ界や体育大学でも取り入れられ始めている手のひら冷却。
正しい方法で熱中症を予防して、暑い夏を乗り切りましょう!